割と当たり前のことですが、自分の言葉に直すと理解が出来た気になります。
ただ実践ではあまり役に立たないかもしれない精神論。
不可視だけど明確に存在する壁を超えるのに必要なことを探す目的。

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以前みかちゃんが言っていました。

「リアルマジックは色々なデータが非常に分かりにくい。MOは相手のハンド自分のハンド場、墓地の枚数とかそれなりに分かりやすくなっている。だからリアルマジックはMOより難しい」

当時、MOをやっていなかったので、聞き流す程度でした。しかしMOを始めてみると、確かにリアルとは違うゲームのように感じることも多い。その原因を考えていくと、ゲーム内容が同じな以上、提示される情報に違いがあるのではないかと思いました。確かに情報は形を変えるだけで大分違う印象を受けます。


以前twitterで呟きましたが、目に見えている盤面でミスするのはミスの範疇に入らないと思っています。これはケアレスミスです、ケアレスミスは人間ですから起こります。これの発生は練習の積み重ねで低減できますが、絶対に0にはならない。単純な反復練習は対数関数的な伸びしか発生しません。

明らかな盤面で正解を見つけ出すのは基本ですが、枝葉です。強くなろうと思ったら枝葉に構うのではなく、木全体を見る必要があるなと感じています。


そもそもプレイというのはどのように選択されるのか。プレイの選択をモデル化してみると、様々な膨大なデータを引数として、自分という関数を通したときに出てくる返り値として見ることが出来ます。
今までプレイングということは受け取った情報をどう処理するのか、という点に注目が集まっていたように感じます。

そもそも情報を僕たちは全て受け取れているのでしょうか。「相手の考えうるデッキ構成」「盤面」「互いのハンド」「1t前の行動」「2t前の行動」「nt前の行動」etc、これら全て僕たちが受け取ることの出来る情報です。これら全てのデータを処理すれば最適解も出てくるかもしれません。しかし、5t前の相手の行動なんてなかなか思い出せない、場合によっては1t前ですら思い出そうとしても時間が足りません。
だから最終的に限定的な情報だけから結論を出している。

最適解を出すためのボトルネックはここかな、と。そもそも全ての情報を受け取っていないのだから、それをいくら弄り回しても最適解なんか絶対に出てこない。だからみかちゃんは「決め打ち」はある種最高の手段だと良く言います。情報を処理しきれないのだから統計的な確率から最適解を求めるのは合理的です。

でも、決め打ちでは超えられない壁があるのはもう感じています。


そこで考えを少し変えました。
MTGは一つの情報管理ゲームだ、と。

情報管理とは全ての情報を保管・管理することではなく。自分の限界を見極め、そこで優先順位をつけて管理することです。そしてこの情報管理能力は鍛えることが可能だと考えています。毎ターン、少しだけ相手の様子を伺ったり、前のターンの行動を思い出してみる。今まで漫然と流れて行き、意識していなかった情報に目を向けよう、これだけです。
意識するだけで見える世界は変わります。先ほどはボトルネックと言いましたが、この瓶の口は広げられます。


すごーく丸い言い方をすると、視野を広げよう、考えるのはそれからだ、ってことですね。
漫然と流れていくだけの情報は自分の頭の中を通すだけで随分クリアになります。情報を処理することではなく、受け取ることに意識を向けよう。


これがMTGで超えるための一つの壁じゃないかなと思いました。
とりあえず、効果は分からないけど、今度から実践してみます。


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そんなん当たり前だ、と思った人もいるかもしれないけど、壁は壁だと気付かないと、行き止まりと錯覚し壁沿いを歩くだけになるかもしれない。強くなりたいなー。

コメント

スミぱん@国会を見よう
2013年1月9日5:49

はじめまして。

負けがこんでるウチとしては、すごくためになりました。

リンクさせていただきました。今後ともよろしくお願いします。

ほまひ
2013年1月9日14:14

はじめまして。
でも何だかんだ、勝ったり負けたりって運ですよね><

宜しくお願いします!

のぶ
2013年1月10日0:58

その通りですよね。

通りすがりですが、良かったらリンクお願いします。

ほまひ
2013年1月11日20:57

初めまして!
レガシーは全然分からないですが宜しくお願いします!

nophoto
Jovanii
2013年3月3日9:57

That’s the best awnesr of all time! JMHO

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