プレイングに関する話
2012年12月6日 MTGに関する話 コメント (10)最近考えていることですが、「プレイングとは何なのか」。
普段使われているプレイングという言葉は「とある盤面において、最適(と思われる)行動を取ることができる」ことを刺していることが多いです。ただこれは局所最適解を求める能力であり、これをMTGの技量そのものと言って良いのか、というのが現在の疑問でした。
ゲームというのをプレイヤーが選択肢を取るごとに分岐していく木構造をしているという過程で考えてみました。既存のプレイングという表現はとあるノードからそこの子の葉を探索する行為で、そもそもそのノードに陥っていること事態が問題である、というのは考慮されていないような気がするわけです。
では、局所ではない最適解を求めるにはどうするかというと、一番の根に戻らないといけない。そこから全体を探索するには計算量が膨大過ぎて宜しくない。だから、マッチアップは構造として頭の中でイメージとして把握しておくのが一番良いかな、と思いました。
求められるのは局所最適を求めるような葉を探索し尽す能力ではなく、木構造全体をぼんやりとでも把握出来る能力。イメージする力かなーと。
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もう一つはKAKAOさんって上手いなーと思った話。
自分のプレイスタイルについて考えたことはあまり無いですが、比較的相手のハンドを推測して決めうちしていくタイプな気がしています。「○○あったら負けだーどっせーい」みたいな。
一般的な草の根だと、相手のハンドって何となく分かるんですよね。マナの残し方と前のターンの挙動と予想されるデッキレシピで、こう何となくですけど。
この行動をしたら、相手の行動で一番最良なのは○○のはず→○○をしてこなかった→では相手のハンドに○○は無い。これの繰り返しで相手のハンドを何となく把握していきます。
だから頻繁に相手がギリギリカウンターしたくなるような、除去を撃ちたくなるような、動きたくなるような行動をしてみて、今カウンターされないんじゃハンドにカウンターは無いなー、とか除去は無いなーみたいなことを思いながらプレイするんですが。
上手い人はこういう釣りに行く行動に全然釣られないんですよね。多分ギリギリのラインが僕が考えているのより更に奥まであるんでしょうね。つまり劣勢を跳ね除ける力というのは、引きが悪いときに立て直す力だけではなく。通常の駆け引きにおいても、相手より一歩深く進めるということで十二分に役に立っているのが良く分かった、という次第です。
プレイの向上は最初は先のように全体の構造を把握することで、そこから先は把握した構造の解像度を上げてく作業なのかなぁ、とも思ったわけです。
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ちょっと整理しきれていないのですが、「MTGが上手くなりたいなら練習しろ」と言いますが。その練習はやはり現在の自分の段階で手法が変わるな、と思いました。
普段使われているプレイングという言葉は「とある盤面において、最適(と思われる)行動を取ることができる」ことを刺していることが多いです。ただこれは局所最適解を求める能力であり、これをMTGの技量そのものと言って良いのか、というのが現在の疑問でした。
ゲームというのをプレイヤーが選択肢を取るごとに分岐していく木構造をしているという過程で考えてみました。既存のプレイングという表現はとあるノードからそこの子の葉を探索する行為で、そもそもそのノードに陥っていること事態が問題である、というのは考慮されていないような気がするわけです。
では、局所ではない最適解を求めるにはどうするかというと、一番の根に戻らないといけない。そこから全体を探索するには計算量が膨大過ぎて宜しくない。だから、マッチアップは構造として頭の中でイメージとして把握しておくのが一番良いかな、と思いました。
求められるのは局所最適を求めるような葉を探索し尽す能力ではなく、木構造全体をぼんやりとでも把握出来る能力。イメージする力かなーと。
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もう一つはKAKAOさんって上手いなーと思った話。
自分のプレイスタイルについて考えたことはあまり無いですが、比較的相手のハンドを推測して決めうちしていくタイプな気がしています。「○○あったら負けだーどっせーい」みたいな。
一般的な草の根だと、相手のハンドって何となく分かるんですよね。マナの残し方と前のターンの挙動と予想されるデッキレシピで、こう何となくですけど。
この行動をしたら、相手の行動で一番最良なのは○○のはず→○○をしてこなかった→では相手のハンドに○○は無い。これの繰り返しで相手のハンドを何となく把握していきます。
だから頻繁に相手がギリギリカウンターしたくなるような、除去を撃ちたくなるような、動きたくなるような行動をしてみて、今カウンターされないんじゃハンドにカウンターは無いなー、とか除去は無いなーみたいなことを思いながらプレイするんですが。
上手い人はこういう釣りに行く行動に全然釣られないんですよね。多分ギリギリのラインが僕が考えているのより更に奥まであるんでしょうね。つまり劣勢を跳ね除ける力というのは、引きが悪いときに立て直す力だけではなく。通常の駆け引きにおいても、相手より一歩深く進めるということで十二分に役に立っているのが良く分かった、という次第です。
プレイの向上は最初は先のように全体の構造を把握することで、そこから先は把握した構造の解像度を上げてく作業なのかなぁ、とも思ったわけです。
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ちょっと整理しきれていないのですが、「MTGが上手くなりたいなら練習しろ」と言いますが。その練習はやはり現在の自分の段階で手法が変わるな、と思いました。
コメント
これって所謂大局観ってやつだよね。昔某プレイヤーにどのくらい先のターンまで考えながらマジックしてる?って聞いたら“相手倒す瞬間まで”って答えられてビビったことを思い出したわ。
そうですね、適切なワードだと思います。
その意見は格好いいですね、僕も最近はかなりそうなりたいと思ってます。
環境のメジャーなデッキ構造を把握して、それらのゲームプランに対して自分はどう動けばいいのかを掴んでおければ、さらに細部に気を配る余裕も出てきそうなのですけどね・・・。
少なくとも環境で受けられないカードを極力減らすという発想で、マッチアップを理解していくのが近道かなぁ、と何となく考えています。
>ギアス
僕も方法論を持っているわけじゃないんですよね><
一番最初は環境のデッキを一通りレシピ抑えるところですよね。そしたらマッチアップの焦点となる相手の捌ききれないカードに注目してく形で把握するのが良いんじゃないかなと思っていたり。そういうカードが見当たらないなら、そういうカードをデッキに盛り込む方針で調整していくのがいいかなと思います。
そして勝つための黄金の理論はそれを求めるものにいつしか宿るというちょっと格好つけたまとめ方をしたりしていました