前回の日記の続き感。SBを入れ替えるときの思考と共に。

一般的にサイドカードの意味は何種類かに分かれる。

1.相手のデッキへのクリティカルなカード
2.相手が積んでくるこちらのデッキへのクリティカルなカードへの対策カード
3.自分のデッキの軸をずらすためのカード

凄く大雑把に分けると、このくらい。

1はコンボデッキへのエーテル宣誓会の法学者や、虫対策に積む鞭打ち炎とか
2はコンボデッキが積む払拭等
3はコンボデッキが積むヴェンディリオン三人衆とか。

コンボが例として多いけど、それはメインのドローソースの多さによるアクセスのしやすさや、サイドボードがお互いに必須なデッキだから。

虫vsゾンビを例にしてみると

1.天界の粛清、栄光の騎士(虫)
2.黒の太陽の頂点(ゾンビ)
3.天界の粛清(虫)

天界の粛清が1.3に入っているのはサイド後は天界の粛清を瞬唱で使いまわしてコントロール気味に立ち回る必要があることを意味しています。

虫vsゾンビはメインは基本的にゾンビ有利だと思っています。
つまり不利な側は1.3の手段を用意する必要があり、有利な側はその有利を崩さないように、2の対策手段を用意する必要があるわけです。



緑単感染ビートダウン「完成」

メイン 60枚
13《森/Forest》
4《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MB)》
4《戦の大聖堂/Cathedral of War(M13)》

4《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf(NP)》
4《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SM)》
2《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SM)》

4《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NP)》
4《怨恨/Rancor(M13)》
3《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile(IS)》
2《精神的つまづき/Mental Misstep(NP)》
2《はらわた撃ち/Gut Shot(NP)》
4《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NP)》
4《剛力化/Titanic Growth(M13)》
4《野生の抵抗/Wild Defiance(AS)》
2《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MB)》

サイド
4《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack(DA)》
2《精神的つまづき/Mental Misstep(NP)》
2《呪文滑り/Spellskite(NP)》
1《シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast(NP)》
3《四肢切断/Dismember(NP)》
3《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter(MB)》


そこで今回の感染。
これは大体のデッキにメインボード有利で、サイド後クリティカルな除去を多数入れられることから2のための対策の対策カードがどうしても多くなります。


vsナヤ殻

ナヤは飛行クリーチャーが天使メインのため、墨蛾の生息地が重要になります。
サイド後に入れられるカードとしては、四肢切断、古の遺恨等が考えられます。
緑頂点を積んでいるタイプではメリーラも考えられるかもしれません。

IN
3四肢切断
1精神的つまづき

OUT
3剛力化
1野生の抵抗

天使、メリーラと邪魔なところに触れて、序盤のマナクリも潰せる四肢切断は全力投入。
相手の速度もあまり速くないのでペイライフも問題になりません。
剛力化は相手の古の遺恨がかわしにくかったり、地上はすぐに止まるので枚数を減らし、それに伴いパンプスペルが減ることから野生の抵抗を減らす感じ


vsゾンビ

メインは悲劇的な過ち、煙霧吐き、迫撃鞘がメイン。サイド後もこれら+黒頂点が増量されるくらいでしょう。相手に飛行はいないので、これも墨蛾が重要なマッチ。

IN
4《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》
2《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter》
2《精神的つまづき/Mental Misstep》


OUT
4《剛力化/Titanic Growth》
2《荒廃のマンバ/Blight Mamba》
2《はらわた撃ち/Gut Shot》


煙霧吐き、迫撃鞘への完全な回答になる吼え群れの飢えを投入。
タフネス1除去に強く、迫撃鞘を潰せる堕落者を投入。はらわた撃ちがあまり有用ではないので、相手の初動や除去の多くを潰せるつまづきを投入。


vs虫

メインははらわた撃ちやバウンスだけが癌。それを瞬唱で使いまわしてくるのがきつい。
あとトラフトに触る手段を持たないため、トラフトが出た返しか次のターンに殺せるのが理想ではある。

IN
2《精神的つまづき/Mental Misstep》
2滑り?

OUT
2~4《剛力化/Titanic Growth》
2~4《野生の抵抗/Wild Defiance》


実際まだ適切なサイドは見つかっていません。はらわたとバウンスを潰せるつまづきは確定として、他はどうするか。
本来なら先に述べたように、不利なデッキへは相手のクリティカルなカードを用意し、デッキの動き自体を変えるべきなのですが、感染はメインに汎用性の高いカードが少なく、緑単であることや土地が少ないことからコントロール的な動きがしにくいため、苦手なデッキはとことん苦手、という図が浮き彫りになっているように見えます。

だからどうしても分回って勝つ、という風な相手依存なことになっているとも言えます。


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だからネタバレした後はあまり使いたくないんだよねぇ。

コメント

AKKA
2012年8月31日22:19

誉…。

森13枚が完成な感じを醸し出しているw秘密のカードはデッキのテーマに沿っていないよね。

ginp
2012年9月1日15:50

きれいなデッキだねー。殺意を感じるわw
おもしろそう。

ほまひ
2012年9月4日18:11

>akkaさん
やってることは強そうなんですがねー

>ginpさん
まひろに教わったのですが結構面白いですよー。むしろginpさんは最近何してるんですか……。

ginp
2012年9月5日2:19

ずっと仕事…。大会に行ってないけどMTGはやめてないよ。環境に着いていけてないのでラヴニカあたりで本格的に再開したいなと思ってる。

ほまひ
2012年9月5日11:46

ラヴニカ発売でginpさんと握手!

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